監修:田中雄紀 歯科医師 / 医療法人社団LOHAS つなしまファミリー歯科
「歯が痛くなったときだけ、近くの歯医者に駆け込む」——そんな通い方に心当たりはありませんか。この記事では、痛みが出てから探すのではなく、家族で一つの歯科医院を”かかりつけ”として持つことの意味について、綱島の歯科医院の視点でお伝えします。
かかりつけ歯科医は、いわば「歯の家庭医」
内科に「かかりつけ医(ホームドクター)」がいると、体調の小さな変化にも気づいてもらいやすく、必要なときには適切な専門機関へつないでもらえる安心感があります。歯科におけるかかりつけ医も、これと同じような役割を果たします。虫歯や歯周病だけを診るのではなく、噛み合わせの変化、生えかわりの経過、加齢による変化など、お口全体の”経過”を継続的に把握してくれる存在——それがかかりつけ歯科医です。
「カルテ」は、歯の履歴書
毎回違う歯科医院を受診していると、その都度お口の状態をゼロから説明し、検査からやり直すことになりがちです。一方、同じ医院に継続して通っていると、これまでの治療内容・レントゲンの経過・お口の変化が、いわば「歯の履歴書」としてカルテに積み重なっていきます。この積み重ねがあることで、小さな変化にも「以前と比べてどうか」という視点で気づきやすくなり、より的確な判断につながりやすくなります。
家族ぐるみでかかりつけを持つメリット
お子さまから保護者の方、場合によっては祖父母の世代まで、家族で同じ歯科医院に通うことには、次のようなメリットが期待できます。
- 通院のハードルが下がる:家族の予約に合わせて通いやすく、通院自体が習慣になりやすい。
- 家族の傾向を踏まえた予防ができる:虫歯菌の感染経路など、家族間でつながりやすいリスクを踏まえたアドバイスを受けやすい。
- ライフステージの変化に伴走してもらえる:お子さまの矯正相談、大人の予防・審美、高齢期の口腔ケアまで、長い時間軸で相談できる。
お子さまの歯並びが気になり始める時期の考え方は乳歯にすき間があるのは実は良いサインで、高齢期の口腔ケアの考え方は75歳からの「最後の歯科治療」でそれぞれ詳しくご紹介しています。
「悪くなってから」ではなく「悪くならないように」
かかりつけを持つ最大の価値は、痛みが出る前の段階で、変化に気づいてもらえることにあります。歯や歯ぐきのトラブルの多くは、自覚症状が出る前からゆっくり進行しているとされています。定期的に同じ歯科医院に通うことで、「痛くなってから治す」のではなく「悪くならないうちに整える」という予防的な関わり方が可能になります。
かかりつけ歯科医院を選ぶときのチェックポイント
- 予防を重視しているか:治療だけでなく、定期検診やクリーニング、生活習慣のアドバイスに時間をかけているか。
- 説明がわかりやすいか:レントゲンや口腔内写真を見せながら、今の状態と選択肢を説明してくれるか。
- 家族で通える体制か:小児から高齢の方まで対応しているか、家族の予約をまとめて取りやすいか。
- 専門的な治療への対応:矯正・インプラント・精密治療など、必要になったときに院内で相談できるか、あるいは適切な連携先があるか。
- 通いやすさ:自宅や職場からの距離、診療時間、急な痛みのときに相談しやすいか。
当院の定期検診で行っていること
つなしまファミリー歯科の定期検診では、おおむね次の内容を年齢やお口の状態に合わせて行っています。
- 虫歯・歯周病のチェック(必要に応じてレントゲン撮影)
- 歯周ポケットの測定と歯ぐきの状態の記録
- 歯石除去・クリーニング(着色が気になる方にはエアフローによる自費クリーニングもご用意)
- フッ素塗布(お子さま・ご希望の方)
- 歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使い方の確認
- 噛み合わせ、被せ物・詰め物の状態、お子さまの生えかわりの確認
検診の間隔は、一般的に3〜6ヶ月に一度が目安ですが、歯周病のリスクや治療歴によって個別にご提案しています。
年代別に「かかりつけ」が役立つ場面
- 乳幼児〜小学生:生えかわりの経過、仕上げ磨きのアドバイス、フッ素塗布やシーラント、歯並び相談のタイミングの見極め。成長の記録が残っていることで、矯正が必要かどうかの判断がしやすくなります。
- 中高生〜働き盛り:部活や仕事で通院が途切れがちな時期。定期検診の習慣があると、親知らずや初期虫歯、歯ぎしりによるすり減りなどを早めに見つけられます。
- 妊娠期:ホルモンの変化で歯ぐきが腫れやすく、つわりで歯みがきが難しくなる時期。かかりつけがあれば、体調に合わせた無理のないケアを相談できます。
- 高齢期:入れ歯やインプラントの管理、飲み込みの機能、服薬との兼ね合いなど、全身の健康と口の健康をあわせて見ていく必要が高まります。これまでの治療歴を把握している医院があることは、大きな安心につながります。
よくある質問
Q. 今かかっている歯科医院から変えても大丈夫ですか?
A. はい。治療途中の場合は、これまでの経過を伺ったうえで引き継ぎます。可能であれば、以前の医院でのレントゲンや治療内容がわかる資料をお持ちいただくと、よりスムーズです。
Q. 家族で同じ時間帯に予約できますか?
A. 診療枠の状況によりますが、ご家族分をまとめてご予約いただくことは可能です。ウェブ予約またはお電話でご相談ください。
綱島・日吉・大倉山で家族のかかりつけ歯科医をお探しの方へ
つなしまファミリー歯科では、綱島エリアを中心に、お子さまから大人の方、ご高齢の方まで、幅広い世代のご家族に向けた診療を行っています。「今は特に困っていないけれど、そろそろかかりつけを決めたい」という段階でのご相談も歓迎しています。
当院の予防歯科・定期検診については予防歯科について詳しくはこちらをご覧ください。
ご相談・ご予約は、お電話(045-717-9655)またはウェブ予約(24時間受付)からどうぞ。ご家族おそろいでのご来院、お一人ずつのご来院、どちらも承っております。
まとめ
- かかりつけ歯科医は、内科の「かかりつけ医」と同じように、お口全体の経過を継続的に把握してくれる存在。
- 継続して通うことで積み重なるカルテが、変化に気づく手がかりになる。
- 家族ぐるみで通うことで、通院のハードルが下がり、家族の傾向を踏まえた予防がしやすくなる。
- 目的は「悪くなってから治す」のではなく「悪くならないように整える」こと。
ウェブ予約・お問い合わせ
初めての方のご予約は、下記のウェブ予約から24時間受け付けています。お電話(045-717-9655)でも承ります。綱島・日吉・大倉山エリアからご来院いただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果や結果を保証するものではありません。お口の状態や必要なケアの内容には個人差があります。気になる症状がある方は、自己判断せず歯科医師にご相談ください。
予防歯科のご相談・ご予約
この記事の内容について、綱島駅・日吉駅からアクセスできるつなしまファミリー歯科(横浜市港北区綱島東4-1-5)で直接ご相談いただけます。「まだ受けるか決めていない」段階でのご相談も歓迎しています。
費用の目安(税込)
- 定期検診・クリーニング:保険診療で対応(症状・処置により自己負担額は異なります)
- エアフロー&トリートメント(自費):30分 11,000円/60分 18,700円
※自由診療(保険適用外)の項目は税込の目安です。お口の状態により内容・金額は異なり、確定額は診査後のお見積りでご案内します。料金は改定される場合があります。

