「残せるか」ではなく「残す価値があるか」|抜くか残すかの考え方 つなしまファミリー歯科

インプラント

監修:田中雄紀 歯科医師 / 医療法人社団LOHAS つなしまファミリー歯科


「この歯、抜いたほうがいいのでしょうか?それとも残せますか?」——これは、とくに高齢期の患者さんから多くいただくご質問です。

結論からいうと、判断の基準は「残せるか」ではなく「残す価値があるか」という視点です。この記事では、抜くか残すかを考えるときのポイントを解説します。

「残せる」と「残す価値がある」は違う

技術的には残せる歯でも、無理に残すことで痛みや感染、噛みにくさが続いてしまうなら、体にとってプラスとは言えないこともあります。反対に、少し不安のある歯でも、全体の噛み合わせを支える大切な役割があれば、残す価値は高くなります。「残せるかどうか」だけでなく、「残すことが今後の生活にとって良いかどうか」で考えることが大切です。

無理に残すことのリスクは65歳からの歯の残し方の記事でも解説しています。

抜くか残すかを判断する3つの視点

1. 歯そのものの状態(予後)

歯を支える骨や歯ぐきがどれくらい残っているか、根の状態、歯の根の分かれ目に炎症がないかなどを確認します。支えが大きく失われている歯は、治療をしても長く保つのが難しいことがあります。

2. 患者さんの状況

通院を続けられるか、体力や持病の状態、日常生活の状況なども重要です。長期間・多数回の治療が体の負担になる場合は、より負担の少ない方法を優先したほうがよいこともあります。

3. 抜いた後の計画とのバランス

もし抜くとしたら、その後を入れ歯・ブリッジ・インプラントのどれで補うのか。将来の設計まで見据えると、予後の不安な歯を無理に土台として使うより、計画的に整えたほうが結果的に負担が少ないこともあります。費用の考え方はインプラントの費用のページもご参考ください。

「1本の歯」より「口全体の機能」を優先する考え方

近年の高齢者歯科では、単独の歯を残すことよりも、口全体の機能(咀嚼・嚥下・発音)を長く保つことを優先する考え方が広がってきています。1本にこだわりすぎず、お口全体のバランスで考えることが、健康寿命を支えることにつながると考えられています。

当院の考え方

つなしまファミリー歯科は「削らない・抜かない」を基本とし、残せる歯はできるだけ残します。そのうえで、無理な保存がかえって不利益になると判断される場合には、抜歯やその後の治療も含めた選択肢を、メリット・デメリットとあわせて正直にご説明します。最終的にどうするかは、患者さんと一緒に決めていきます。

綱島で抜歯・保存にお悩みの方へ

「他院で抜歯をすすめられたが迷っている」「できれば残したい」——そんなお気持ちも含めて、一度ご相談ください。お口と全身の状態をふまえて、納得のいく判断をお手伝いします。抜いた後の選択肢は高齢期のインプラントという選択もご覧ください。

ご予約・ご相談は、お電話(045-717-9655)またはウェブ予約から承ります。綱島・日吉・大倉山エリアの方もお気軽にどうぞ。

まとめ

抜くか残すかは、「残せるか」ではなく「残す価値があるか」で考えます。歯の予後・ご本人の状況・抜いた後の計画の3つをふまえ、口全体の機能を優先することが大切です。迷ったときは、遠慮なくご相談ください。

ウェブ予約・お問い合わせ

初めての方のご予約は、下記のウェブ予約から24時間受け付けています。お電話(045-717-9655)でも承ります。綱島・日吉・大倉山エリアからご来院いただけます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。判断は個々の状態により異なります。詳しくは歯科医院でご相談ください。

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